産婦人科での検査
皆さんは産婦人科で診察を受けたことがありますか。
男性は産婦人科で診察を受けたことはないでしょうが、女性の皆さんなら一度は産婦人科で診療を受けたことがあるのではないか、と思います。
産婦人科は出産の為に行くところ、と思っている人も少ないようですが、実際に産婦人科で診てもらう内容はそれだけではなく実に多岐にわたります。
実際に産婦人科へ行ってみると、そこで行なわれる検診や検査は、問診や診察結果等から必要なものを決定します。
その種類は実に多岐にわたりますが、参考までに産婦人科で代表的な検診や検査の例をピックアップしました。
産婦人科でこれらの検診、検査を受けたことのある人も、産婦人科での検診、検査についてよく知らない、と言う人もここで今一度産婦人科で行なわれる検診、検査内容についてよく見てみると良いと思います。
①内診(触診)膣内に指を入れ、子宮や卵巣等の大きさや形を調べます。
こうした診察を触診と呼んでいます。
②内診(膣鏡診)クスコ膣鏡を膣内に入れ、内部を観察します。
そうすることでおりものなどを調べます。
おりものと言う言葉は男性には分からないかもしれません。
おりものとは子宮から出る粘液、組織等の総称です。
このおりものがいつもと様子が違うようでしたら産婦人科の医師の診断を受けたほうがいいでしょう。
③外診産婦人科で言う外診とは、外陰部の異常を調べることを言います。
④血液検査その名の如く血液を検査することですが、産婦人科では貧血の程度やホルモンの状態、 及び性感染症や風疹抗体の有無を調べます。
⑤血液型検査産婦人科では血液検査のみならず、血液型の検査も行ないます。
その目的は緊急時の輸血や「血液型不適合妊娠」に対処するために調べます。
⑥成人T細胞、白血病検査よく知られているように白血病は血液の癌とも呼ばれている病気です。
産婦人科では母子感染予防の為に検査しています。
⑦クラミジア抗体検査クラミジア感染症と言う病気があります。
これは微生物クラミジアに感染して起きる疾患です。
性行為による子宮頚管炎、尿道炎、オウムから感染するオウム病等があります。
産婦人科では早産、流産、赤ちゃんが肺炎等を引き起こす性感染症を調べます。
⑧HBS抗原検査性感染等によるB型肝炎ウイルスの有無を検査します。
またその母子感染も予防します。
⑨HCV抗原検査C型肝炎ウイルスの有無を調べます。
上で紹介したB型と同様、母子感染を予防します。
⑩梅毒血清検査梅毒はよく知られているように性病の一種です。
患者の陰部、口腔粘膜から、または先天的には母体から感染します。
その第一期は病菌侵入部に初期硬結を生み、その次に無痛性横痃を生じます。
第二期は全身に菌が分布して発疹を生じます。
第三期は皮膚、内臓、筋肉、骨等にゴム腫を生じ、第四期は麻痺性痴呆症、脊髄癆(せきずいろう)等を起こします。
産婦人科では流産や早産の原因となる性感染症を調べます。
⑪HIV検査HIVウイルスもよく知られているようにのちにエイズを引き起こします。
そうしたHIVウイルスの有無を調べるのがHIV検査です。
⑫尿検査産婦人科でも尿検査を行ないます。
産婦人科での尿検査の目的は妊娠や膀胱炎の可能性、ホルモン状態や排卵の有無等を調べることにあります。
⑬経腹超音波検査産婦人科では超音波断層装置を使って、お腹の上から赤ちゃんの様子を調べます。
⑭経膣超音波検査産婦人科ではプローブを膣内に入れて、子宮や卵巣等の大きさや形を調べます。
⑮トキソプラズマ検査ここからは妊婦のみが対象の検診、検査です。
トキソプラズマは人間や動物に寄生する原虫で、トキソプラズマ症の原因となります。
トキソプラズマ検査によって赤ちゃんが水頭症や脳障害を起こす原因となる病気を調べます。
⑯トリプルマーカー検査血液を採取することで、赤ちゃんのダウン症や神経系異常の危険性を調べます。
⑰X線検査産婦人科では妊婦の出産直前に行ないます。
骨盤と赤ちゃんの頭の大きさを調べます。
⑱羊水検査羊水を抜き取って、赤ちゃんに染色体異常がないかどうかをを調べます。
⑲CMV抗体検査妊娠初期に、赤ちゃんが難聴や水頭症を起こす原因となる病気を調べます。